クリーンな熱エネルギー|地中熱利用に期待|注意する必要があるもの

地中熱利用に期待|注意する必要があるもの

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地中の熱を地表に汲み上げ

太陽光発電、風力発電などの再生可能エネルギーは、資源保護の観点から積極的に利用が推進されています。国も固定価格買取制度の創設や補助金の支給などによって、普及を支援しています。補助金の対象になっている再生可能エネルギー利用システムは他に小水力発電やバイオマス発電などがありますが、地中熱利用もそのうちの1つです。地中熱利用は、地中に蓄積されている熱を取り出して地上に送ることにより、冷暖房などに利用するシステムです。地熱発電と似た用語ですが、原理はまったく異なります。地中熱利用では、地上と地中の相対的な温度差をエネルギーととらえ、これを活用します。地熱発電のように火山活動の行われている地域のみで利用できるものとは異なり、ほとんど地理的条件を選ばないという特徴があります。

温度差を巧みに利用

地中は地表に比べて季節ごとの温度差が小さく、一定以上の深さがある場所では年間を通じてほぼ不変です。したがって、地表の気温が高い時は地中の方が低温に、地表の気温が低い時は地中の方が高温になります。地中熱利用では、この温度差をヒートポンプという装置を使って交換させます。すなわち地表と地中の間に液体や気体を循環させることによって、暑い季節には地中の低い熱エネルギーを、寒い季節には地中の高い熱エネルギーを地表に放出するのです。地中熱利用は工場・商業施設・学校・個人住宅などさまざまな場所の冷暖房や融雪設備などに活用できます。化石燃料を消費しない、クリーンでかつ経済的なエネルギーが得られるというメリットがあります。